『櫻守』

春。

今年も桜の季節がやってきました。

寒い冬を乗り越えて、たくさんの力を蓄えて、咲き誇る桜…。

この季節、あちらこちらから、桜の妖精たちの賑やかな声が聞こえてきます。

全国各地、これを読んでくださっている皆様のまわりにも、たくさんの桜の名所があり、

桜にまつわる思い出話もあることと思います。


私の住む岡崎市に、

『竜美ヶ丘会館』の裏の乙川河川敷に、葵桜と呼ばれる桜並木があります。

(葵桜は、河津桜の岡崎での呼び名です)

岡崎公園や伊賀の八幡宮のソメイヨシノの淡いピンクの桜より一足先に花を咲かせます。

この葵桜の桜並木は、

2001年に86人の有志たち『葵桜の会』の手によって植えられた桜です。


河川敷に植えるのですから、管理や苦情などの問題もあり、

許可をもらうまでに3年かかっての植樹。

そして、その有志の皆様のおかげで、年々、桜の樹も大きくなり、

今年も見事に花を咲かせ、私は、少し早い桜の花を楽しませていただいています。

この桜並木の一角にあるお宅のガレージで、毎年、この桜の時期と秋の彼岸花の時期ににあわせて『フリーマーケット』が開催されています。

年おうごとに、盛況になったフリーマーケットには、掘り出し物もいっぱいでした。

この、フリーマーケットの収益により、2009年6月からは葵桜の下に彼岸花の球根を植え始めて、4年で15万球もの球根が大勢のボランティアの手で植えられ、その彼岸花の花畑は、毎年、秋のお彼岸頃に見頃を迎えます。


その、葵桜と彼岸花の時期のフリーマーケットが、リーダーのかたの体調などの問題で

今年が最後とのこと…、

あのガレージでのフリマがみられなくなるのは、寂しくなりますが、

長年、続けてこられた皆様、おつかれさまでした。

桜並木の小さな桜の物語…から、今年も咲き誇りました。

岡崎の『葵桜』…。

来年は、少し早いお花見を楽しみにいらしてくださいね。

(今年は3月半ばが、満開でした)

そして、

秋は、たくさんの彼岸花が咲くその風景に是非、足を運んでみてください。


そしてもうひとつ、 岡崎市の北部には、天然記念物に指定されている

奥山田のしだれ桜があります。

1300年ほど前に持統天皇が村積山へ行幸した際に植えられたと伝えられる

エドヒガン桜の樹です。

こちらも、ソメイヨシノより少し早く咲き始めます。

現在は、保存会の皆様のおかげで、「奥山田のしだれ桜まつり」の期間中は、

ライトアップされ、その夜桜の姿は、幽玄で神秘的な世界に誘い込まれます。

奥山田のしだれ桜…。

今年も咲き誇ります。


今日も、一期一会。


小さな物語の始まりは、やがて大きな流れとなり、

あなたの中の蕾も花開く。


どうか 素敵な花が咲き誇りますように



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